特集 いつ手術・インターベンションに送るの?|今でしょ! 今じゃないでしょ! 今のジョーシキ!【感染症・内分泌・整形外科 編】
【内分泌疾患】
❷副腎疾患
西川 哲男
1,2
1横浜労災病院 内分泌糖尿病センター
2西川クリニック
キーワード:
原発性アルドステロン症
,
高血圧
,
レニン
,
アルドステロン
,
カリウム
,
副腎静脈採血
,
AVS
,
Cushing症候群
,
脂質異常症
,
糖尿病
,
うつ病
,
易感染性
,
褐色細胞腫
,
高血圧緊急症
,
甲状腺髄様癌
,
遺伝子異常
,
MIBGシンチグラフィ
,
副腎偶発腫瘍
,
生活習慣病
,
サブクリニカルCushing症候群
,
デキサメサゾン抑制試験
,
アドステロールシンチグラフィ
Keyword:
原発性アルドステロン症
,
高血圧
,
レニン
,
アルドステロン
,
カリウム
,
副腎静脈採血
,
AVS
,
Cushing症候群
,
脂質異常症
,
糖尿病
,
うつ病
,
易感染性
,
褐色細胞腫
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高血圧緊急症
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MIBGシンチグラフィ
,
副腎偶発腫瘍
,
生活習慣病
,
サブクリニカルCushing症候群
,
デキサメサゾン抑制試験
,
アドステロールシンチグラフィ
pp.1067-1073
発行日 2020年9月15日
Published Date 2020/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202785
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❶原発性アルドステロン症
Q1 健診で高血圧を指摘され、降圧希望患者を診察した際、「二次性高血圧」を鑑別するにはどうすべきか、内分泌内科にコンサルトを依頼した。
必ずしも「今じゃない」。二次性高血圧のスクリーニングは、一般内科で容易に実施可能である。なかでも、尿中K排泄を亢進する「原発性アルドステロン症(PA)」は二次性高血圧で最も頻度が高く、高血圧診療で最初に鑑別すべき病態である。高血圧診療では、必ず1日食塩摂取量を測定し、その結果で血中・尿中K値を評価する。後述のように、加えて血中HCO3-濃度、PRA(血漿レニン活性、最近はレニン濃度)およびPAC(血中アルドステロン濃度)をみてPAの可能性が高ければ、PAスクリーニングをしたうえで、内分泌あるいは高血圧の専門医に紹介する。
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