特集 いつ手術・インターベンションに送るの?|今でしょ! 今じゃないでしょ! 今のジョーシキ!【循環器・消化器・神経疾患編】
【神経疾患】
脳血管疾患
田中 美千裕
1
1医療法人鉄蕉会亀田総合病院脳神経外科
キーワード:
アテローム血栓症
,
頸動脈ステント術
,
CAS
,
末梢塞栓防止デバイス
,
EPD
,
コイル塞栓術
,
バルーンリモデリングテクニック
,
頭蓋内ステント
Keyword:
アテローム血栓症
,
頸動脈ステント術
,
CAS
,
末梢塞栓防止デバイス
,
EPD
,
コイル塞栓術
,
バルーンリモデリングテクニック
,
頭蓋内ステント
pp.201-206
発行日 2020年2月15日
Published Date 2020/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202489
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内頸動脈狭窄症の手術(頸動脈ステント術)
Q1 頸動脈超音波検査でたまたま見つかった無症候性の狭窄病変ですが、手術適応はありますか?
頸動脈ステント術(CAS : carotid artery stenting)や頸動脈内膜剝離術(CEA : cartid endarterectomy)の適応は、基礎疾患や患者背景(年齢、腎機能、ADL等)で決められます。狭窄度がたとえ50〜60%程度でも、不安定プラークを有する場合には、アテローム血栓性脳梗塞のリスクは高いとされています。MRIによるプラーク解析などの情報を元に、手術適応を決めるのが安全と言えます。手術適応がない場合でも、高血圧や生活習慣の改善はもちろんのこと、LDL値を低下させる内科的強化療法の導入が必要となることがあります。
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