特集 こんなところも!“ちょいあて”エコー—POCUSお役立ちTips!
【@外来】
❺ヘルスメンテナンス×エコー—動脈硬化性疾患スクリーニング
河田 祥吾
1
1亀田ファミリークリニック館山 家庭医診療科
キーワード:
ヘルスメンテナンス
,
動脈硬化性疾患
,
スクリーニング
,
腹部大動脈瘤
,
AAA
,
頸動脈狭窄
,
CAS
Keyword:
ヘルスメンテナンス
,
動脈硬化性疾患
,
スクリーニング
,
腹部大動脈瘤
,
AAA
,
頸動脈狭窄
,
CAS
pp.938-941
発行日 2022年8月15日
Published Date 2022/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203847
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スクリーニングとは?
ヘルスメンテナンスの1つであるスクリーニングは、無症状の病気や病態、または病気のリスクを発見して、何らかの介入を行うもので、がん検診だけでなく、うつ病やアルコール依存症など健康問題を調べることも含まれる1)。日本においては一部のがん検診を除き、合意されたエビデンスに基づくスクリーニングに関する推奨がなされていないため、米国予防医学専門委員会(United States Preventive Services Task Force:USPSTF)の推奨を用いて実践することが多い。USPSTFにおいて、エコーを用いたスクリーニングで推奨されているのは、腹部大動脈瘤(abdominal aortic aneurysm:AAA)のみである(2022年3月4日時点)。
本稿では、まずAAAスクリーニングについて解説し、次いで動脈硬化性疾患関連として頸動脈狭窄(carotid artery stenting : CAS)についても解説する。
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