特集 総合診療医の“若手ロールモデル”を紹介します!—私たちはどう生きるか
【若手ロールモデル&データファイル集】
私の総合診療=❹自分×患者×地域=めぐりあい
加藤 萌
1
1北海道家庭医療学センター 栄町ファミリークリニック
pp.35-38
発行日 2020年1月15日
Published Date 2020/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202443
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
私は、卒後7年目である現在、北海道家庭医療学センターの栄町ファミリークリニック(札幌市)に副院長として勤務している。長崎で生まれ育ち医師となり、初期研修では五島列島で離島医療に触れ学んだのち、後期研修を機に南から北へと学びの場を移し、「家庭医療」を志してきた。街一面に降り積もる雪を眺めながら、長崎から北海道に移り住み、家庭医として働いていることを我ながら不思議に思うことがある。
現在は、「訪問診療」を主に担うなかで、「患者中心の医療の方法」をはじめとした家庭医療学のエッセンスを実践している。加えて、地域の住民や多職種へのアプローチへの取り組みも行っている。後期研修後のフェローシップコースでは、「家庭医療学」「教育」「経営」「研究」の学びを深め、診療所副院長として日々の業務に活かしている。
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.