Editorial
ノーモア見逃し!
徳田 安春
1
1臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄
pp.893
発行日 2019年8月15日
Published Date 2019/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202192
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テクノロジーの発達でさまざまな検体検査や画像検査が開発され、臨床現場に導入されるようになりました。お陰でより正確で、より早期の診断が可能になった一方で、検査や画像には「落とし穴」も潜んでいます。ターゲットとする疾患や病態への感度・特異度の低さ、検査タイミングのズレによる正確度低下、読影担当者ファクターによる見逃し、誰にでも見逃されやすい所見など、検査や所見に付随するさまざまな要因からのトラブルが、現場で散見されています。
そこで、現場の医療者が、検査や画像の限界についての確かな知識と最新のエビデンスを得て、日常検査と画像に潜むピットフォールに陥らないように、今回「ノーモア見逃し!」の特集を企画しました。現場の医師が検査をうまく活用できるようになり、患者安全と医療の質向上に役に立つ企画となれば幸いです。
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