特集 —ノーモア見逃し—日常の検査と画像に潜むピットフォール
【スクリーニングのエビデンス】
がん(前立腺がん)検診でのバイアス
本村 和久
1
,
照屋 寛之
1
1沖縄県立中部病院総合診療科
キーワード:
がん検診
,
前立腺がん
,
PSA
,
prostate specific antigen
,
前立腺特異抗原
,
shared decision making
,
協働的意思決定・共有意思決定
Keyword:
がん検診
,
前立腺がん
,
PSA
,
prostate specific antigen
,
前立腺特異抗原
,
shared decision making
,
協働的意思決定・共有意思決定
pp.980-984
発行日 2019年8月15日
Published Date 2019/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202214
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Case
患者:70歳、男性。
家族歴:特記事項なし。
現病歴:特に既往のない症状のない元気な70歳男性。定期健康診断を受診したが、血圧高値を指摘されて総合内科外来を受診した。精査を行い本態性高血圧症と診断、食事療法、運動療法で経過観察をすることとした。診察室から出る際に、「週刊誌で前立腺がんの画期的な検査としてPSA〔prostate specific antigen(前立腺特異抗原)〕が取り上げられていましたが、検査したほうがよいですか?」と質問を受けた。検査は行ったほうがよいか?
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