特集 一般外来で診断できたら「えっへん!」な疾患38
【各論】
33 胸腰椎椎間板ヘルニア
德田 嘉仁
1
,
志水 太郎
2
1近江八幡市立総合医療センター 救急・総合内科
2獨協医科大学病院 総合診療科
pp.564
発行日 2019年5月15日
Published Date 2019/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202073
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gestalt 壮年期の男性が、比較的急性発症の片側下肢痛を訴え(腰痛はないか軽微)、「靴下がはけず(前屈位制限)、咳をするだけで響いて痛い(Dejerine sign)」と訴えたら、腰椎椎間板ヘルニアである可能性が高い。一方、胸椎椎間板ヘルニアは、疾患頻度こそかなり少ないが、後述のとおり多彩な症状を呈しうる。
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