特集 一般外来で診断できたら「えっへん!」な疾患38
【各論】
24 cervical angina(偽狭心症)
岩城 聡子
1
,
志水 太郎
1
1獨協医科大学病院 総合診療科
pp.555
発行日 2019年5月15日
Published Date 2019/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202064
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gestalt 「狭心症に似た胸痛」というゲシュタルトだが、症状の原因は頸椎の神経根圧迫と定義される。部位はC5-6やC6-7の頻度が高く、MRIや椎間板造影で診断される。異型狭心症を含む冠動脈疾患や精神的な要因の除外が必要。「偽狭心症」とも呼ばれる。治療法は、頸部の牽引や理学療法、NSAIDsや筋弛緩薬、脊椎手術である。
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