特集 一般外来で診断できたら「えっへん!」な疾患38
【各論】
25 Milian's ear sign
山本 祐
1
1自治医科大学附属病院 総合診療内科
pp.556
発行日 2019年5月15日
Published Date 2019/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202065
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gestalt 顔面の「丹毒」と「蜂窩織炎」の鑑別に用いる徴候であり、「耳介」に紅斑があれば丹毒と診断できる。これは、耳介は真皮が薄く皮下脂肪組織を欠くという特徴があるため、表皮基底層から真皮表層が病変の丹毒は耳介に波及するが、真皮深層から皮下脂肪組織が病変の蜂窩織炎は耳介に波及できないためである。
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