特集 一般外来で診断できたら「えっへん!」な疾患38
【総論】
対談 診断戦略2.0—それはAIにはできません。
志水 太郎
1
,
藤沼 康樹
2
SHIMIZU TARO
1
,
FUJINUMA YASUKI
2
1獨協医科大学 総合診療医学講座
2医療福祉生協連 家庭医療学開発センター
キーワード:
帰してもいい病気
,
Oslerの3原則
,
解像度
,
描写力
,
小林秀雄
,
『マチネの終わりに』
,
コンテクスト
,
コモンセンス
,
帰納的採集
,
特徴量
,
検索力
,
有病率
,
診断エラー
,
リフレクション
Keyword:
帰してもいい病気
,
Oslerの3原則
,
解像度
,
描写力
,
小林秀雄
,
『マチネの終わりに』
,
コンテクスト
,
コモンセンス
,
帰納的採集
,
特徴量
,
検索力
,
有病率
,
診断エラー
,
リフレクション
pp.520-530
発行日 2019年5月15日
Published Date 2019/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202039
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日本の総合診療が「えっへん!」と世界に誇れるものの1つは、「診断力」ではないか——。「診断AI」への期待(脅威?)も高まるなか、2人はそう展望する。
では、その「診断力」をいっそう磨き上げていくには、どう鍛え、どう教えればいいのだろうか? そのポイントは、意外にも「描写力」と「コモンセンス」だと言う。たしかに、それらはAIには望むべくもないが、なぜそれらが「診断」において重要なのか。有病率の異なる現場で日々診療を行う2人が、総合診療ならではの“無限のプロブレム・スペース”での診断について、自らのルーツにまで立ち返って縦横無尽に語り合った。
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