こんなときオスラー|超訳『平静の心』・7
使える知識を持て!—「二十五年後に」の章より
平島 修
1
1徳洲会奄美ブロック総合診療研修センター
pp.948-952
発行日 2017年7月15日
Published Date 2017/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201017
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オスラー先生は50歳の時に、母校のカナダ・マギル大学で医学生・教職員のために「二十五年後に」という講演を行った。これはオスラー先生が当時25歳の若さでマギル大学の講師として教壇に立ち、そして25年経過した時点で医学教育のあり方を説いた演説で、自身のこの25年間の教育活動を振り返り、教師に必要な資質と指導方法について述べたものである。
さて、医師は少人数の勉強会から大きな講演会まで、誰しも「教えながら学ぶ」ということを経験をするだろう。本稿ではオスラー先生の教えと共に、医師が研修医に、医学生に、看護師に行う教育のあり方について考えてみよう。
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