特集 感染症を病歴と診察だけで診断する!Part 3 カリスマ編
【各論】
System1|電光石火の感染症snap diagnosis
その耳鼻科医の熱は
岩田 健太郎
1
1神戸大学大学院 医学研究科 微生物感染症学講座 感染治療学分野
キーワード:
患者が医者
,
持続する発熱
,
局在化
,
全体化
Keyword:
患者が医者
,
持続する発熱
,
局在化
,
全体化
pp.881-885
発行日 2017年7月15日
Published Date 2017/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201001
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Case
熱が出る耳鼻科医
患者:50歳台、男性。A病院耳鼻科部長。
既往歴:特になし。
現病歴:2週間前から発熱・頭痛があり、自己判断でクラリスロマイシンを飲むもよくならず、レボフロキサシンに変えるもよくならず、テビペネム・ピボキシルに変更するももちろんよくならず、そうこうしているうちに出血性の下痢症も出現した。同院消化器内科に入院するも診断がつかず、同院感染症内科医Kにコンサルトされることになった。Kは、感染管理看護師(ICN)のMとともに、患者をみにいくことにした。
※患者のプライバシーに配慮し、デフォルメしています。
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