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耳鼻咽喉科手術と發熱に就て
山本 直輝
1
1京都府立医科大学耳鼻咽喉科教室
pp.163-164
発行日 1954年4月20日
Published Date 1954/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201110
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発熱は体温調節障害の謂であつて,あらゆる疾患,手術操作後等に最も屡々訴えられる症候の1つであり,臨床上多くの場合には,其の熱度,熱型持続時間等を詳細に観察し,之れを爾余の諸症状と対照考案するならば該疾患の診断と予後の判断上資する所が少くない事は臨床医家の済しく承認する所である。我々の入院診療録に於ても記載必須事項であり,又その大半を占めている。
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