総合診療病棟
防水スプレー吸入および吸入後の喫煙により急性肺障害を発症した1例
南 真人
1
,
網屋 俊
1
,
岩田 美恵子
2
,
小山田 美紀
1
,
岩屋 博道
1
,
福岡 嘉弘
2
,
濵田 富志夫
2
,
青﨑 眞一郎
2
,
徳永 公紀
1
,
井戸 章雄
1
1鹿児島大学大学院消化器疾患・生活習慣病学
2恩賜財団済生会川内病院 内科
pp.396-398
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200851
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防水スプレーはスキーウェアや靴などの防水目的に日常的に使用され、その成分の吸入による肺障害が報告されている。多くは数日で自然軽快するが、死亡に至る例もみられる1)。
本稿では、防水スプレーガス成分の直接吸入後に、喫煙による熱分解産物の吸入によって急性肺障害に陥った1例を経験したので報告する。
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