特集 ケースとクイズで総ざらい! 街場の2型糖尿病治療
【街場のケース&クイズ】
比較的元気な80歳以上の糖尿病患者のコントロール目標はどこにあるのか?
藤原 靖士
1
1南三陸病院 内科
キーワード:
高齢者
,
低血糖
,
長期予後
,
自覚症状
Keyword:
高齢者
,
低血糖
,
長期予後
,
自覚症状
pp.316-319
発行日 2016年4月15日
Published Date 2016/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200514
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Case ❶
訪問診療を開始した95歳女性の糖尿病
患者:95歳,女性.転倒し腰部打撲で通院困難となり,後方病院から訪問診療を依頼された.訪問診療開始1カ月で腰痛軽減し,経口鎮痛薬内服を中止し,室内自力歩行可能となった.娘夫婦との3人暮らしで,主たる介護者は娘.
既往歴:転倒前から,高血圧症,糖尿病,慢性心不全,ペースメーカー挿入後(年2回循環器内科通院),尿管結石・水腎症で腎盂カテーテル留置(定期的に泌尿器科入院でカテーテル交換).
血液検査所見:血圧118/68mmHg,随時血糖値150mg/dl,HbA1c 6.0%,BUN 23.7mg/dl,S-Cr 0.96mg/dl.
処方:アマリールⓇ錠 0.5mg 1錠,アクトスⓇ錠 15mg 1錠,ジャヌビア錠Ⓡ 50mg 1錠,プラバスタチンⓇ 5mg 1錠,アムロジピンⓇOD 2.5mg 1錠,フルイトランⓇ錠 1mg 1錠,以上すべて朝1回.マグミットⓇ錠 500mg 2錠,朝夕2回.
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