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特集 肝胆膵疾患に挑む―次世代へのメッセージ
各論
長期生存早期膵胆道癌の診断の現況
Detection and prognosis of early pancreatobiliary carcinomas
有山 襄
1,2
Joe ARIYAMA
1,2
1順天堂大学
2鶴川さくら病院
1Juntendo University School of Medicine
2Tsurukawa Sakura Hospital
キーワード:
膵胆道癌
,
予後
,
長期生存
,
早期癌
Keyword:
膵胆道癌
,
予後
,
長期生存
,
早期癌
pp.616-618
発行日 2012年11月15日
Published Date 2012/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100645
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要旨
膵胆道癌の高危険度群として様々なものが考えられているが,胆道癌における膵胆管合流異常以外に決定的なものはない.膵癌の治療成績は不良で,5年生存率10%以下である.10mm以下の腫瘍を切除すれば予後はよい.胆道癌では当然のことながらf stageの低い症例の予後がよい.しかし,f stageⅠの切除例は10%以下である.膵胆道癌の画像診断は進歩したが,現状では遠隔治療成績に対する効果は不十分である.鋭敏な腫瘍マーカーの開発が望まれる.
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