臨床医に役立つ実践病理診断 病理医から臨床医へのメッセージ・4
胆囊癌
鬼島 宏
1
,
諸橋 聡子
1
,
佐藤 冬樹
1
Hiroshi KIJIMA
1
,
Satoko MOROHASHI
1
,
Fuyuki SATO
1
1弘前大学大学院医学研究科 病理生命科学講座
1Department of Pathology,Hirosaki University School of Medicine
キーワード:
胆囊
,
腺癌
,
早期癌
,
desmin染色
Keyword:
胆囊
,
腺癌
,
早期癌
,
desmin染色
pp.76-81
発行日 2011年1月15日
Published Date 2011/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100346
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要旨
胆囊癌の病理診断を適切に行うためには,胆囊壁構造(粘膜・固有筋層・漿膜下層の3層構造)を理解するとともに,早期癌・進行癌の肉眼型や発育進展様式を把握することが大切である.また,正確な組織診断を行うためには,切除胆囊の肉眼観察から適切な切り出しが不可欠である.胆囊癌の深達度診断には,desmin免疫組織化学染色が有用である.
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