特集 胆道・膵疾患を診る―早期診断・早期治療のために
胆膵実地診療のコツ
この胆囊隆起性病変,精査は必要?
金 俊文
1
,
高橋 邦幸
1
,
林 毅
1
,
潟沼 朗生
1
1手稲渓仁会病院 消化器病センター
キーワード:
胆囊
,
超音波検査
,
有茎性
,
広基性
,
腫瘤径
Keyword:
胆囊
,
超音波検査
,
有茎性
,
広基性
,
腫瘤径
pp.33-36
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika130_33
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Summary
▪胆囊隆起性病変の検出には腹部超音波検査が必須であり,スクリーニングおよび精査の双方で重要な役割を果たす.
▪胆囊隆起性病変のうち,① 太い茎を有する有茎性病変,② 広基性病変,③ 腫瘤径10mm以上,④ 増大傾向あり,⑤ 凹凸不整のある低乳頭状隆起,⑥ 胆囊全域に広がる低乳頭状隆起(膵胆管合流異常疑い)については,積極的に精査を行うことが望ましい.
© Nankodo Co., Ltd., 2022