State of the Art
術前に単発性インスリノーマと診断し得た膵内分泌腫瘍の1切除例
松山 和男
1
,
岸田 基
1
,
尾形 頼彦
1
,
木下 貴史
1
,
三浦 連人
1
,
森本 忠興
1
,
若山 克則
2
,
洲脇 謹一郎
2
,
田代 征記
3
,
佐野 壽昭
4
1公立学校共済組合四国中央病院 外科
2公立学校共済組合四国中央病院 内科
3田岡病院 外科
4徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 再生修復医歯学部門器官病態修復医学講座人体病理学
pp.376-382
発行日 2010年5月15日
Published Date 2010/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100271
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はじめに
インスリノーマの診断は画像診断の進歩により比較的容易となってきているが,小腫瘍例,多発例などの正確な局在診断はいまだ困難な場合がある.また,インスリノーマの約10%は多発性で転移を伴うとされており,手術に当たっては正確な診断が求められる.
今回,術前に単発性インスリノーマと診断し,治癒切除しえた膵内分泌腫瘍の1例を経験したので報告した.
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