State of the Art
下部胆管癌から表層拡大進展した右肝内胆管において浸潤癌様の狭窄所見を呈した1例
土川 貴裕
1
,
近藤 哲
1
,
長川 達哉
2
,
久保田 佳奈子
3
,
平野 聡
1
,
田中 栄一
1
,
加藤 健太郎
1
,
七戸 俊明
1
1北海道大学大学院医学研究科 腫瘍外科学分野
2札幌厚生病院 第2消化器科
3北海道大学病院 病理部
pp.236-242
発行日 2010年3月15日
Published Date 2010/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100253
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症例
患者 67歳,男性.
主訴 腹部不快感.
既往歴・家族歴 特記すべきことなし.
現病歴 2007年5月に腹部不快感を主訴として前医を受診した.腹部CTにて肝内胆管の拡張を指摘された.精査の結果,表層進展を伴う下部胆管癌の診断を得たため,2007年7月,手術目的に入院した.
入院時現症 B3よりPTBDチューブが挿入されていた.その他,特記すべき所見なし.
血液生化学所見 肝胆道系酵素が軽度上昇していた.腫瘍マーカーは,CA19-9が64.8U/mlと軽度上昇していた.
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