State of the Art
胆管内乳頭状腫瘍(IPN-B)の1例
泡渕 賢
1
,
千田 信之
1
,
菅原 かおり
1
,
高橋 亮一
1
,
山尾 陽子
1
,
塩塚 かおり
1
,
立之 英明
1
,
杉村 美華子
1
,
阿子島 裕倫
1
,
野口 謙治
1
,
岩渕 正広
1
,
木村 憲治
1
,
田邊 暢一
1
,
高橋 広喜
1
,
真野 浩
1
,
田所 慶一
1
,
島村 弘宗
2
,
成島 陽一
2
,
武田 和憲
2
,
鈴木 博義
3
1国立病院機構仙台医療センター 消化器科
2国立病院機構仙台医療センター 外科
3国立病院機構仙台医療センター 臨床検査科
pp.98-101
発行日 2010年1月15日
Published Date 2010/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100231
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症例
患者 75歳,男性
主訴 肝機能障害
既往歴 65歳時に脳梗塞,73歳時に大腸ポリープ切除.
家族歴 特になし.
現病歴 2003年5月,腹痛にて前医を受診し,腹部US(ultrasonography)超音波検査にてわずかに拡張した左肝内胆管内に径10mmほどの高エコーのSOL(space occupying lesion)を指摘されていたが,受診せず放置していた.2005年9月,蕁麻疹を主訴に同医を受診した際,肝機能障害を指摘され,腹部US検査にて肝左葉に巨大な多房性の囊胞性腫瘍が認められたため,当科に紹介となった.
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