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Kantansuigazo Volume 10, Issue 6 （November 2008）

肝胆膵画像 10巻6号（2008年11月発行）

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特集早期膵癌――StageⅠへのアプローチ

早期膵癌発見への新たなアプローチ―組織診断：EUS-FNA The new diagnostic approach for the detection of early pancreatic cancer. Histological diagnosis:EUS-FNA 高木忠之 ^1,2 , 入澤篤志 ² , 澤木明 ¹ , 水野伸匡 ¹ , 原和生 ¹ , 中村常哉 ³ , 田近正洋 ³ , 河合宏紀 ³ , 清水泰博 ⁴ , 山雄健次 ¹ Tadayuki TAKAGI ^1,2 , Atsushi IRISAWA ² , Akira SAWAKI ¹ , Nobumasa MIZUNO ¹ , Kazuo HARA ¹ , Tsuneya NAKAMURA ³ , Masahiro TAJIKA ³ , Hiroki KAWAI ³ , Yasuhiro SHIMIZU ⁴ , Kenji YAMAO ¹ ¹愛知県がんセンター中央病院消化器内科部 ²福島県立医科大学医学部内科学第二講座 ³愛知県がんセンター中央病院内視鏡部 ⁴愛知県がんセンター中央病院消化器外科 ¹Department of Gastroenterology,Aichi Cancer Center Hospital,Aichi ²Department of Internal Medicine Ⅱ,Fukushima Medical University School of Medicine,Fukushima ³Department of Endoscopy,Aichi Cancer Center Hospital,Aichi ⁴Department of Gastroenterological Surgery,Aichi Cancer Center Hospital,Aichi キーワード： EUS , EUS-FNA , Pancreatic cancer , Early diagnosis , Cytology Keyword: EUS , EUS-FNA , Pancreatic cancer , Early diagnosis , Cytology pp.569-576

発行日 2008年11月15日 Published Date 2008/11/15

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100099

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Abstract 文献概要
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参考文献 Reference

要旨

　膵臓癌の予後は不良である．早期診断，早期治療(切除)のみが有効な治療法であるが，実際に手術適応のある段階で発見されることは少ない．早期発見，早期診断のためには，臨床症状，腫瘍マーカーや膵酵素の上昇，腹部超音波検査(ultrasonography：US)の異常所見を拾い上げ造影US，MD-CT，MRI，PETなどの検査を組み合わせることが重要である．

　EUSは放射線被曝がなく，外来で施行可能であり，最も感度が高い有用な検査法である．また，EUS-FNAを併用することにより非開腹での膵組織採取が可能になり，診断能も飛躍的に向上した．膵切除はまた侵襲の大きな手術である．EUS/EUS-FNAは早期発見のみならず，手術，非手術にかかわらず病理学的確診を得るための切り札となる手技であり，MD-CTとともに膵癌診断の中心となる検査法である．

基本情報

肝胆膵画像
10巻6号
（2008年11月発行）

電子版ISSN 1882-5095 印刷版ISSN 1882-5087 医学書院

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