Japanese
English
特集 MDCTは膵・胆道癌の診断にどこまで迫れるか
MDCTによる早期胆嚢癌の診断
Diagnosis of Gallbladder Cancer with MDCT
猪狩 功遺
1
,
亀井 明
1
,
高野 浩一
1
,
石井 浩
1
Takaaki IKARI
1
,
Akira KAMEI
1
,
Kohichi TAKANO
1
,
Hiroshi ISHII
1
1癌研究会有明病院消化器病センター消化器内科
1Department of Gastroenterology, Cancer Institute Ariake-Hospital, Tokyo
キーワード:
MDCT
,
早期胆囊癌
Keyword:
MDCT
,
早期胆囊癌
pp.157-160
発行日 2008年3月15日
Published Date 2008/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100027
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
要旨
MDCTの持つ空間分解能,濃度分解能を有効に利用すれば,胆囊小隆起,壁肥厚,さらに胆囊癌のリスクファクターである膵胆管合流異常を拾い上げることが可能である.MDCTで胆囊早期病変を拾い上げるためには,小病変を描出するための撮像をすることが必要である.胆囊は屈曲した管腔臓器で横断像だけでは壁や隆起性病変の評価が十分にできず,病変が描出しにくい場合がある.胆囊長軸方向の多断面再構築像(MPR)を作成すれば,横断像のデメリットを補うことができ,胆囊全体の把握が容易になる.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.