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特集 MDCTは膵・胆道癌の診断にどこまで迫れるか
MDCTで早期胆管癌の診断は可能か
Role of Multidetector-Row CT in the Assessment of Early Stage Cholangiocarcinoma
杉浦 禎一
1
,
西尾 秀樹
1
,
横山 幸浩
1
,
伊神 剛
1
,
江畑 智希
1
,
梛野 正人
1
Teiichi SUGIURA
1
,
Hideki NISHIO
1
,
Yukihiro YOKOYAMA
1
,
Tsuyoshi IGAMI
1
,
Tomoki EBATA
1
,
Masato NAGINO
1
1名古屋大学大学院医学系研究科腫瘍外科
1Division of Surgical Oncology, Department of Surgery, Nagoya University Graduate School of Medicine, Nagoya
キーワード:
早期胆管癌
,
MDCT
Keyword:
早期胆管癌
,
MDCT
pp.147-150
発行日 2008年3月15日
Published Date 2008/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100025
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要旨
当科で経験した早期胆管癌5例をMDCTで診断できたかを検討した.肉眼型は隆起型4例,表面型1例で,壁深達度は粘膜層1例,線維筋層4例であった.これらは全例MDCTで診断可能であった.隆起型は腫瘍が胆管内腔に突出しており,表面型では肥厚した壁が造影された.本検討では対象が5例と少ないが,隆起型の診断はMDCTで比較的容易にできそうである.これに対し,表面型,陥凹型では今後の症例の蓄積によってどのように描出されるのかを明らかにしていく必要がある.
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