Japanese
English
特集 画像で迫る膵・胆道疾患の内視鏡治療―安全・適切な手技を目指して
内視鏡的治療がうまくいかなかった時の経皮経肝胆管ドレナージ
Method of Parcutaneous Transhepatic Biliary Drainade
須山 正文
1
,
窪川 良広
1
,
崔 仁煥
1
,
田所 洋行
1
,
飯田 義人
1
Masafumi SUYAMA
1
,
Yoshihiro KUBOKAWA
1
,
Jinkan SAI
1
,
Hiroyuki TADOKORO
1
,
Yoshito IIDA
1
1順天堂大学消化器内科
1Department of Gastroenterology, School of Medicine, Juntendo University
キーワード:
胆道疾患
,
内視鏡治療
,
経皮経肝胆管ドレナージ
Keyword:
胆道疾患
,
内視鏡治療
,
経皮経肝胆管ドレナージ
pp.559-562
発行日 2002年9月15日
Published Date 2002/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900449
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
経皮経肝胆管ドレナージ(PTBD)の手技について述べた.総胆管結石や切除不能胆管狭窄の治療は内視鏡的乳頭切開術や乳頭拡張術,内視鏡的ステント挿入などの内視鏡処置が第一選択となりつつある.しかし,十二指腸狭窄や胃切除後などで乳頭へのアプローチが困難な場合や胆管への挿管が困難なときにはPTBDを確実に行えることが必要である.PTBDは超音波誘導下にB3を穿刺すると安全に行うことができる.この方法の欠点は細い血管をドレナージするとき胆道出血で胆管が同定できなくなり,ドレナージが困難になることである.また,胆道鏡などによる処置は右肝内胆管を選択したほうが経路の拡張や内視鏡手技も容易に行うことができる.X線透視下の経皮経肝胆管造影とドレナージ法についても習熟すると対応が容易になる.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.