講座 MRIの基礎から臨床応用
びまん性肝疾患の診断
今井 裕
1
1慶應義塾大学医学部放射線科学教室
pp.501-507
発行日 2000年7月15日
Published Date 2000/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900207
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はじめに
近年のMRI装置や撮像法あるいは造影剤の進歩は,病変と周囲肝組織とのコントラストの差が付きにくいびまん性肝疾患の診断においても重要な役割を果たすようになってきた.特に臨床において頻繁に経験する肝硬変症例における形態や内部の信号変化は,肝癌の診断に際しても知っておかなければならない.本稿では,びまん性肝疾患の病因,病態やMRI診断について概説する.
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