研究会紹介
日本消化器画像診断研究会
堀口 祐爾
1
1藤田保健衛生大学消化器内科
pp.137
発行日 1999年1月15日
Published Date 1999/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900020
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日本消化器画像診断研究会は,1983年11月に第1回目が行われました.画像診断がCTや超音波の進歩で大きく変わろうとしていた言わば転換期とも言うべき時期で,竹原靖明先生,有山襄先生,望月福治先生,高田忠敬先生などが中心となられ,症例検討形式で始められました.第10回目までは会場を主に東京に定め行われてきましたが,第11回目から当番世話人を決め,新潟(渡辺秀伸),沖縄(武藤良弘),札幌(村島義男)と文字どおり全国的な規模で開かれるようになりました.筆者も発足当時から参加させていただきましたが,1991年から世話人に加えていただきました.また,第20回の記念大会では三重県の鳥羽においてわれわれの教室の伊藤圓前教授がお世話させていただきましたことが感慨深く思い出されます.
さて,この研究会の特徴は,学会では味わえない妥協のない討論,その道のオーソリティーの先生方からの適切な意見やアドバイス,画像診断における新しいモダリティーの吸収,そして何よりも1例1例の症例の大切さを知ることにあります.幸いなことに,病理の先生方(特に渡辺,須田,神代の諸先生)のこ協力もあって,最終の病理診断がしっかりしていることも本研究会の大きな魅力ではないかと思います.
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