書評
内科学
井村 裕夫
1,2
1京大
2先端医療振興財団
pp.143
発行日 2007年3月15日
Published Date 2007/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100571
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「教科書も進化する」というのが,医学書院の新刊,『内科学I・II』を手に取った時の第一印象であった.図表を数多く入れて理解を助けていること,系統ごとに「理解のために」という項を設けて,基礎研究の進歩,患者へのアプローチ,症候論,疫学,検査法などをまとめていること,疾患ごとの記載でも疫学を重視し,新しい試みを導入していること,などであろう.膨大な内科学の情報を,2巻に凝縮した編集の努力も,大変なものであったと推測される.その意味で,新しい内科学教科書の1つの型を作り上げたと言えよう.
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