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特集 肝区域性・領域性異常の画像と病態
序/肝区域性・領域性異常の画像と病態
Imaging and Pathophysiology of Segmental Abnormalit of the Liver
松井 修
1
Osamu MATSUI
1
1金沢大学大学院医学研究科経血管診療学
1Department of Radiology,Kanazawa University,Graduate School of Medical Science,Kanazawa
キーワード:
肝区域性異常
,
CTAP
,
門脈血行障害
,
コロナ濃染
Keyword:
肝区域性異常
,
CTAP
,
門脈血行障害
,
コロナ濃染
pp.121-123
発行日 2007年3月15日
Published Date 2007/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100557
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はじめに
肝実質は樹枝状に分布するグリソン鞘(門脈・肝動脈・胆管)によって末梢に至るまで区域性に分画され,これらの間に十分な吻合がない.またこれらの区域間を還流する肝静脈もその還流域に独立性が高く区域性がある.これらの脈管・胆管の局所的異常は肝実質の血流変化による画像上の偽病変の原因となり,また,肝実質に種々の実質性変化が生じ画像上腫瘍に類似した偽腫瘍を形成することが明らかとなっている.これらの変化は肝画像診断に際してしばしば観察されきわめて重要である.
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