Japanese
English
特集 肝転移―その特性からみた診断と治療
肝転移の画像診断の進歩―動注CT
Evaluation of Metastatic Liver Cancer With CT During Intra-arterial Injection
小林 聡
1
,
松井 修
1
,
蒲田 敏文
1
,
寺山 昇
1
,
眞田 順一郎
1
Satoshi KOBAYASHI
1
,
Osamu MATSUI
1
,
Toshifumi GABATA
1
,
Noboru TERAYAMA
1
,
Junichiro SANADA
1
1金沢大学付属病院放射線科
1Department of Radiology, Kanazawa University School of Medicine, Kanazawa
キーワード：
動注CT
,
経動脈性門脈造影下CT（CTAP）
,
肝動脈造影下CT（CTHA）
,
single-level dynamic CTHA
Keyword:
動注CT
,
経動脈性門脈造影下CT（CTAP）
,
肝動脈造影下CT（CTHA）
,
single-level dynamic CTHA
pp.497-502
発行日 2005年7月15日
Published Date 2005/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100537
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要旨 動注CTは，病変の検出能が非常に優れているという特徴を有するが，侵襲性を伴う血管造影の施行が必要であるという欠点も有する．したがって肝転移の画像診断における動注CTの位置づけとしては質的診断目的というより，むしろ存在診断目的，すなわち肝転移の個数が治療方針を大きく左右する場合などに重要となる検査といえよう．本稿では動注CTの具体的手技，画像所見，診断上のピットフォール等を中心に概説し，併せて，肝転移の画像診断における動注CTの最新の研究成果についても言及する．
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