Japanese
English
特集 膵・胆道周囲の腫瘤性病変―後腹膜を中心に
膵・胆道周囲の腫瘤性病変
胃・十二指腸下行部GIST
Gastrointestinal stromal tumor of the stomach and duodenum
石渡 裕俊
1
,
林 毅
1
,
庵原 秀之
1
,
高山 哲治
1
,
中野 洋一郎
2
,
新津 洋司郎
1
Hirotoshi ISHIWATARI
1
,
Tsuyoshi HAYASHI
1
,
Hideyuki IHARA
1
,
Tetsuji TAKAYAMA
1
,
Youichirou NAKANO
2
,
Youshirou NIITSU
1
1札幌医科大学第四内科
2五輪橋内科病院
14th Department of Internal Medicine,Sapporo Medical University
2Gorinbashi Naika Hospital
キーワード:
GIST
,
超音波内視鏡
,
造影CT
,
内視鏡
Keyword:
GIST
,
超音波内視鏡
,
造影CT
,
内視鏡
pp.751-757
発行日 2006年11月15日
Published Date 2006/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100230
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近年,GISTの概念はほぼ確立し,現在では消化管間葉系腫瘍の大部分を占める1つの腫瘍型とみなされている.しばしば後腹膜腫瘍や膵腫瘍との鑑別が問題となる症例が存在する.胃・十二指腸GISTの発育進展様式の特徴は胃では内腔発育型が多く,十二指腸では壁外性発育が多い傾向にある.また十二指腸GISTは多血性であることが多い.そのため十二指腸GISTは内視鏡所見に乏しい場合があり,他臓器由来の多血性腫瘍と鑑別が問題になるが,超音波内視鏡で筋層から連続する腫瘍として描出すること,MDCTで周囲臓器との関係を把握することが重要である.
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