Japanese
English
特集 膵・胆道周囲の腫瘤性病変―後腹膜を中心に
膵・胆道周囲の腫瘤性病変の画像
RI検査
Radionuclide Imaging for Massive Lesions Surrounding the Pancreas and Biliary Tract
中條 政敬
1
,
神宮司 めぐみ
1
,
土持 進作
1
,
田辺 博昭
1
,
中別府 良昭
1
,
馬場 康貴
1
,
神山 拓郎
1
Masayuki NAKAJO
1
,
Megumi JINGUJI
1
,
Sinsaku THUCHIMOCHI
1
,
Hiroaki TANABE
1
,
Yoshiaki NAKABEPPU
1
,
Yasutaka BABA
1
,
Takuro KAMIYAMA
1
1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科放射線診断治療学
1Department of Radiology,Kagoshima University Graduate School of Medical and Dental Sciences
キーワード:
シンチグラフィ
,
PET
,
腹部
,
後腹膜
,
腫瘍
Keyword:
シンチグラフィ
,
PET
,
腹部
,
後腹膜
,
腫瘍
pp.693-698
発行日 2006年11月15日
Published Date 2006/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100220
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膵・胆道周囲の臓器や後腹膜の腫瘤性病変の診断に使用される可能性のあるRI検査としては肝,脾,腎,副腎皮質,副腎髄質,腫瘍シンチ,PETがある.検査の適応は検査目的と放射性医薬品の性質によって決まる.単光子放出核種による従来の検査では肝内病変の鑑別には肝コロイド,胆道シンチ,副脾の同定にはコロイドシンチ,腎病変には腎静態・動態シンチ,副腎皮質や髄質腫瘍が疑われた場合は,それぞれ皮質,髄質シンチの各製剤が用いられる.悪性リンパ腫とその広がり診断にはガリウムシンチやFDG PET,またGISTの悪性度の評価にFDG PETの有用性が報告されている.RI検査の場合,検査目的に合った放射性医薬品を選択することが重要である.
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