特集 避けて通れない心不全診療—総合内科力・循環器力を鍛えよう!
基礎になる心疾患各論
ATTRはどういうときに疑いますか?
泉家 康宏
1
1大阪公立大学大学院医学研究科循環器内科学
キーワード:
トランスサイレチン型心アミロイドーシス
,
HFpEF
,
手根管症候群
,
シンチグラフィ
,
タファミジス
Keyword:
トランスサイレチン型心アミロイドーシス
,
HFpEF
,
手根管症候群
,
シンチグラフィ
,
タファミジス
pp.2261-2265
発行日 2022年11月10日
Published Date 2022/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228613
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Point
◎心アミロイドーシスは病型により治療・経過・予後がまったく異なるため,アミロイドの沈着のみならず前駆蛋白を同定し病型診断まで行う.
◎トランスサイレチン型心アミロイドーシス(ATTR)はHFpEF患者の約1割を占める.もはや稀少疾患という認識は捨てなければならない.
◎心アミロイドーシスは早期の治療開始により予後を改善することができるため,疾患を示唆する所見があれば迅速に専門医にコンサルトする.
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