技術講座 ERCP関連手技のコツ―私はこうしている―【新連載】
第1回 前処置から乳頭到達まで
潟沼 朗生
1
1手稲渓仁会病院消化器病センター
pp.101-107
発行日 2006年1月15日
Published Date 2006/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100130
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■はじめに
内視鏡的逆行性膵胆管造影検査(endoscopic retrograde cholangiopancreatography:ERCP)は胆膵疾患の診断分野から治療分野へと大きく発展してきている.ERCP関連手技による治療は,低侵襲で効果が得られる反面,手技の習得が難しく,偶発症の頻度も少なくない.特に,ERCP後膵炎は重篤な状態を引き起こす可能性があり注意を要する.したがって,偶発症を出来るだけ軽減させるべく適切な手技を習得する必要がある.ここでは,当科で行っているERCPの前処置から乳頭到達までの方法を解説する.
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