技術講座 ERCP関連手技のコツ―私はこうしている―【新連載】
第1回 前処置から乳頭到達まで
花田 敬士
1
1広島県厚生連尾道総合病院内視鏡センター
pp.95-100
発行日 2006年1月15日
Published Date 2006/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100129
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■はじめに
近年,MRCPの普及に伴い診断目的のERCPが減少する一方で,ERCPの応用手技である治療処置件数,偶発症は増加傾向にある1).このことは,診断目的のERCPからその応用手技を段階的に習得してきた従来の指導法が成立しにくい情勢となりつつあることを意味し,ERCPおよびその関連手技を,いかに次の世代に継承するかが今後の課題である.本項では『前処置から乳頭到達まで』と題し,われわれの施設での現状,工夫等を報告する.
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