連載 脳神経内科領域における医学教育の展望—Post/withコロナ時代を見据えて・10
DX時代の病院と臨床教育の実践
黄 世捷
1,2
,
伊佐早 健司
3
1聖マリアンナ医科大学循環器内科
2聖マリアンナ医科大学医学教育文化部門
3聖マリアンナ医科大学脳神経内科
キーワード:
Digital Transformation
,
AI問診
,
ウェアラブルデバイス
,
在宅モニタリング
Keyword:
Digital Transformation
,
AI問診
,
ウェアラブルデバイス
,
在宅モニタリング
pp.819-821
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416202127
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はじめに
本論のテーマであるDigital Transformationは2004年にスウェーデンのウメオ大学情報学教授であったエリック・ストルターマンが提唱した概念であり,DxまたはDXと略される。原著1)では“The digital transformation can be understood as the changes that the digital technology causes or influences in all aspects of human life.”と述べられ,「デジタル技術の浸透が,人々の生活をあらゆる面でよりよい方向に変化させる」概念と訳すことができる。
本論ではDXについて理解するうえで前提となる「デジタル化の段階」について概説したうえで,医療に導入されているデジタルテクノロジーを紹介し,脳神経領域における活用や研修への応用について述べる。
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