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書評 「神経内科ハンドブック 鑑別診断と治療 第5版」—水野 美邦【編】
野元 正弘
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1愛媛大学大学院・薬物療法・神経内科
pp.70
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416200638
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『神経内科ハンドブック』第5版が刊行された。『神経内科ハンドブック』は水野美邦先生を中心として順大脳神経内科のスタッフで執筆され,初版の出版時から,わが国で最もよく用いられている神経内科学の臨床書である。神経内科学を専攻し専門医を取得する時期の医師および,その後,外来や病棟で診療に当たる医師を対象に執筆されているが,血管障害,認知症などのcommon diseaseから希少疾患まで,広い分野に対応できるように編纂されており,専門医取得後も常に復習にも用いることができるので,神経内科学を専攻する医師の教科書となっている。数年ごとに改版されて内容が一層充実しており,今回からは順大出身の望月秀樹先生が阪大神経内科学講座を担当されるようになったことから,阪大関連の先生方も執筆に参加されている。
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