現代神経科学の源流・9
ノーマン・ゲシュヴィンド【後編】
河内 十郎
1
,
酒井 邦嘉
2
1東京大学
2東京大学大学院総合文化研究科相関基礎科学系
pp.1269-1273
発行日 2015年10月1日
Published Date 2015/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416200294
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脳構造に基づく機能局在論を
酒井 当時のように全体論が全盛だった時代に,1度否定された局在論をもう1回復興させるというのは,本当に大変なことだったと想像します。それは,新しい理論を提唱する以上に大変なことかもしれません。そのこと自体,長い脳科学の歴史の中でも教訓的なことだと思います。
河内先生は,「ゲシュヴィンドの前に道はなく,ゲシュヴィンドの後に道がある」とお書きになっていらっしゃいますね。
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