Neurological CPC特別編
疾患概念はどう変わったか―Neuro CPC10年間の症例を振り返って
中野 今治
1,2
,
横地 正之
3
,
河村 満
4
,
後藤 淳
5
,
織茂 智之
6
,
福田 隆浩
7
,
藤ヶ﨑 純子
7
,
鈴木 正彦
8
,
星野 晴彦
9
1自治医科大学内科学講座神経内科学部門
2東京都立神経病院
3財団法人東京都保健医療公社荏原病院神経内科
4昭和大学医学部内科学講座神経内科学部門
5済生会横浜市東部病院脳神経センター脳血管内科
6関東中央病院神経内科
7東京慈恵会医科大学神経病理
8東京慈恵会医科大学葛飾医療センター神経内科
9東京都済生会中央病院神経内科
pp.885-895
発行日 2014年7月1日
Published Date 2014/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416101851
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
河村 満(昭和大学神経内科) 今日は,たくさんの方にお集まりいただいて,ありがとうございます。今日で本会も第20回,ちょうど10年目を迎えました。これを記念して本日は,特別記念講演を自治医科大学の中野今治教授にお願いいたします。中野先生には,これまで本会に発表された症例のまとめをしていただきたいと,資料をお渡ししました。この10年で神経疾患の疾患概念もずいぶん変わっていますので,そのあたりを神経病理学の立場からご講義いただきます。
中野先生は,1974年に東京大学を卒業されまして,1980年にニューヨークのモンテフィオーレ・メディカルセンターで,フェローとして平野朝雄先生の下で神経病理学を研鑽なさって,お帰りになってから,また東大病院にお勤めになって,いくつかの施設にお移りになったあと,1996年6月から自治医科大学の神経内科の教授として教壇に立っておられます。
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.