Japanese
English
Neurological CPC
ALSの経過中に認知症症状を認めた78歳女性剖検例
An Autopsy Case of 78-year-old Female Presenting with Dementia during the Course of Amyotrophic Lateral Sclerosis
石原 健司
1
,
中野 今治
2
,
鈴木 正彦
3
,
横地 正之
4
,
河村 満
1
,
後藤 淳
5
,
織茂 智之
6
,
福田 隆浩
7
,
藤ヶ﨑 純子
7
,
星野 晴彦
8
Kenji Ishihara
1
,
Imaharu Nakano
2
,
Masahiko Suzuki
3
1昭和大学医学部内科学講座神経内科学部門
2自治医科大学医学部内科学講座神経内科学部門
3東京慈恵会医科大学附属青戸病院神経内科
4財団法人東京都保健医療公社荏原病院神経内科
5稲城市立病院神経内科
6関東中央病院神経内科
7東京慈恵会医科大学神経病理
8東京都済生会中央病院神経内科
pp.956-963
発行日 2012年8月1日
Published Date 2012/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416101274
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症例提示
臨床医(石原) 筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)の経過中に認知症症状を認めた78歳女性剖検例について提示します。
認知症を伴うALS(ALS-D)は一般的に次のような特徴が知られています。「球麻痺型が多い」「認知症が先行する,あるいは運動症状とほぼ同時期に発症する場合が多い」「病識の欠如など,前頭葉性の特徴を示すことが多い」。そして,病理学的には,TDP-43蛋白質異常症と関連しています。
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