Japanese
English
Neurological CPC
進行性構音障害を呈した71歳男性例
A 71-year-old Man with Progressive Dysarthria
小野内 健司
1
,
福田 隆浩
2
,
秋山 治彦
3
,
鈴木 正彦
4
,
横地 正之
5
,
河村 満
6
,
後藤 淳
7
,
織茂 智之
8
,
藤ヶ﨑 純子
9
,
星野 晴彦
10
Kenji Onouchi
1
,
Takahiro Fukuda
2
,
Haruhiko Akiyama
3
,
Masahiko Suzuki
4
1会田記念リハビリテーション病院神経内科
2東京慈恵会医科大学神経病理学研究室
3公益財団法人東京都医学総合研究所認知症プロジェクト
4東京慈恵会医科大学葛飾医療センター神経内科
5財団法人東京保健医療公社荏原病院神経内科
6昭和大学医学部内科学講座神経内科学部門
7済生会横浜市東部病院脳神経センター脳血管内科
8関東中央病院神経内科
9東京慈恵会医科大学神経病理
10東京都済生会中央病院神経内科
pp.699-709
発行日 2013年6月1日
Published Date 2013/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416101526
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症例提示
司会(鈴木) 本例は全経過2年8カ月と進行が比較的速いことが特徴かと思いますが,小野内先生,よろしくお願いします。
臨床医(小野内) 死亡時71歳の男性です。最初の主訴は,「声が出しにくい,笑ってしまう」ということでした。現病歴ですが,2008年12月(69歳時),声が出しにくくなり,会話がしにくくなりました。近医の耳鼻科を受診しましたが,異常なしと言われました。飲み込みづらさなどはありませんでした。
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