Japanese
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連載 神経学を作った100冊(65)
ガワーズ『神経系疾患の臨床講義』(1895)
One Hundred Books which Built up Neurology (65)-William Richard Gowers: "Clinical Lectures on Diseases of the Nervous System" (1895)
作田 学
1
Manabu Sakuta
1
1日本赤十字社医療センター神経内科
1Department of Neurology,Japanese Red Cross Medical Center
pp.592-593
発行日 2012年5月1日
Published Date 2012/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416101203
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本書はガワーズ(William Richard Gowers;1845-1915)がクイーン・スクエアで講義をした講義録である。また,2章を除いて,いろいろな雑誌に掲載したものの再録であるとともに,ガワーズの神経学臨床の集大成となっている1)。
その構成は1.神経疾患の診断の原則,2.誤診,3.銀皮症と梅毒,4.梅毒による片麻痺,5.球麻痺,6.顔面筋麻痺,7.麻痺後の顔面筋収縮,8.急性上向性麻痺,9.脊髄癆(I),10.脊髄癆(II),11.足クローヌスの意味するもの,12.脊髄空洞症,13.筋収縮の治療,14.てんかんの小児期の原因(I),15.てんかんの小児期の原因(II),16.神経痛,17.鉛麻痺,18.鉛毒による脊髄癆,19.視神経炎(I),20.視神経炎(II)からなっている。
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