整形外科を育てた人達 第49回
Carl Thiersch(1822−1895)
天児 民和
1
1九州大学
pp.734-737
発行日 1987年6月25日
Published Date 1987/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907645
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遊離植皮を早く発表したのはスイスの医師Jacques Louis Reverdin(1842-1929)が1869年に,フランスの外科医Louis Xavier Edouard Leopold Ollier(1825-1901)が1872年であるが,いずれも小さな皮膚片の移植であった.1874年にはCarl Thierschが薄い皮膚ではあるが,かなり大きな肉芽創の上に移植に成功した事を発表し,現在でもThierschの植皮と称して利用されている.
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