Neurological CPC 付録解説
失行の古典から臨床へ
杉本 あずさ
1
,
河村 満
1
1昭和大学医学部内科学講座神経内科学部門
pp.909-911
発行日 2011年8月1日
Published Date 2011/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416100984
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はじめに
失行は,運動麻痺や感覚障害などの症候に比べて,症状をとらえることが難しく,適切な評価がなされにくい症候である。その病態機序についても,100年以上にわたって検討が続けられながら,いまだ解明されていない1)。
本稿では,失行の古典的分類に基づいて,実際の診療に必要となる基本的な事柄を整理する。また,近年に提案されている失行の新しい理解の仕方についても述べる。
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