学会印象記
International Neuropsychological Society Mid-year Meeting 2010(2010年6月30日~7月3日,クラクフ)
鶴谷 奈津子
1
1昭和大学医学部内科学講座神経内科学部門
pp.1096-1097
発行日 2010年10月1日
Published Date 2010/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416100771
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International Neuropsychological Society(INS)では1年に2回の学術集会(Mid-year MeetingとAnnual Meeting)が行われます。私が参加した2010年のMid-year Meetingは6月30日~7月3日,ポーランド南部のクラクフにあるヤギェウォ大学で行われました。
クラクフは私たち日本人にとってあまり馴染みのない地名ですが,実はポーランド第2の都市であり,ワルシャワの前に首都が置かれていた街なのです。日本で言えば,京都のような位置づけです。クラクフには歴史ある建造物が数多く残っており,いたるところで素晴らしい装飾の教会に出会うことができました。街を見渡す丘の上にはヴァヴェル城,そして旧市街地の中心には,中世から残る広場としては欧州最大級の中央広場があります(写真1)。戦災を免れた美しい町並みは「クラクフ歴史地区」として世界遺産第1号の1つに登録されており,どの小道を歩いていても欧州の雰囲気を満喫することができました。
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