連載 神経学を作った100冊(7)
John Cooke“A Treatise on Nervous Diseases” (1820-1823)
作田 学
1
1杏林大学神経内科
pp.804-805
発行日 2007年7月1日
Published Date 2007/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416100110
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ジョン・クック(John Cooke)はThe Royal Medical and Chirurgical Society of London(現在のRoyal Society of Medicine)の会長に1830年3月に推されてなった。London Hospitalの医師としても人望があったのだろう。この同じ頃,Royal SocietyにはJames Parkinsonも会員として出入りをしていた。この両者が出会った記録があるかどうかをRoyal Societyの司書Debbie Peasons氏にお尋ねしたが,そのような記録はついに見つけられなかったという。
この書の原型はCroonian Lectureで1819年に行った卒中についてという講演であった。第1巻は1820年,第2巻の第1部は1821年,第2巻の第2部は1823年に刊行された。
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