特集 糖尿病診療 温故知新—こんなに変わった!昭和の常識
不安定型糖尿病(brittle diabetes)から1型糖尿病へ
小林 哲郎
1
1冲中記念成人病研究所
キーワード:
血糖値変動
,
C-ペプチド
,
インスリン抗体
,
膵島自己抗体
Keyword:
血糖値変動
,
C-ペプチド
,
インスリン抗体
,
膵島自己抗体
pp.753-757
発行日 2017年9月15日
Published Date 2017/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415200750
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こんなに変わった!
・1970年代には血糖値の変動(高血糖,低血糖)の主原因は不適切なインスリン量,インスリン投与後のインスリン抗体などであると考えられていた.
・C-ペプチド測定が可能となり内因性のインスリン分泌こそが血糖値の安定に関係することが明らかになった.
・内因性インスリン分泌と膵島自己抗体などの成因マーカーにより判定する1型糖尿病という疾患概念が一般的となった.
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