Japanese
English
研究
血中Cペプチド測定試薬「ルミパルス(R)C-ペプチド」の有用性の検討―血中Cペプチド測定におけるプロインスリンとの交差反応性を中心に
Evaluation of 「Lumipuls(R) C-peptide」 on determination of C-peptide in blood―Especially as to cross reactivity of antibody between C-peptide and Proinsulin―
石橋 みどり
1
,
太田 敦美
1
,
大野 明美
1
,
大竹 晧子
1
,
武井 泉
2
,
村田 満
1
Midori ISHIBASHI
1
,
Atsumi OHTA
1
,
Akemi OHNO
1
,
Teruko OHTAKE
1
,
Izumi TAKEI
2
,
Mitsuru MURATA
1
1慶應義塾大学病院中央臨床検査部
2東京歯科大学市川総合病院
1Department of Laboratory Medicine, Keio University School of Medicine
2Tokyo Dental College Ichikawa General Hospial
キーワード:
C-ペプチド
,
プロインスリン
,
内因性インスリン
,
化学発光酵素免疫測定法
Keyword:
C-ペプチド
,
プロインスリン
,
内因性インスリン
,
化学発光酵素免疫測定法
pp.1745-1752
発行日 2007年12月15日
Published Date 2007/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101398
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C-ペプチド測定試薬のプロインスリンに対する交差反応はよく知られている.今回検討を行った測定試薬「ルミパルス(R)C-ペプチド」(富士レビオ)はC-ペプチドのみに高い特異性が確認され,この特異性は末端のアミノ酸配列が重要な役割を果たしていることが示された.糖負荷検体を用いた臨床評価結果から,耐糖能の障害度に応じたインスリン分泌能の低下,インスリン抵抗性の上昇傾向を判断するβ細胞機能の評価に,本試薬によるC-ペプチド値が有用であることが示唆された.
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