増刊号特集 患者さんの問題解決! 糖尿病食事療法
Ⅱライフステージにおける食事指導
【高齢者】
理解が難しい高齢者
大野 敦
1
,
和田 茜
2
,
永田 美和
2
,
深谷 祥子
2
1東京医科大学八王子医療センター 糖尿病・内分泌・代謝内科
2東京医科大学八王子医療センター 栄養管理科
キーワード:
①高齢糖尿病患者
,
②認知症
,
③患者QOL
,
④家族負担感
,
⑤宅配食
Keyword:
①高齢糖尿病患者
,
②認知症
,
③患者QOL
,
④家族負担感
,
⑤宅配食
pp.754-757
発行日 2014年10月15日
Published Date 2014/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415200020
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症例 83歳 女性
身体所見:身長150.5cm,体重70.7kg,BMI 31.2.
現病歴:1993年(62歳)頃に健診で尿糖を指摘されるも未加療.1995年1月(64歳)に脳梗塞を発症し,脳神経外科に入院した際に高血糖を指摘されたため,退院後当科を受診.外来にてナテグリニド270mgとアカルボース300mgを処方されたが,血糖コントロール不良であったため6月に入院.尿中CPR 66μg/日,食後2時間IRIとCPRとも高値で,内因性インスリン分泌能は保たれており,外来処方に食事(1,400kcal/日)と運動療法の見直しで血糖値の改善を認めたため,内服は変更せずに退院.
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