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特集 各種ガイドラインを糖尿病治療に生かすには
CKD診療ガイド2012
Clinical Practice Guidebook for Diagnosis and Treatment of Chronic Kidney Disease 2012
馬場園 哲也
1
1東京女子医科大学糖尿病センター 内科
キーワード:
①糖尿病性腎症
,
②慢性腎臓病(CKD)
,
③アルブミン尿
,
④糸球体濾過量(GFR)
Keyword:
①糖尿病性腎症
,
②慢性腎臓病(CKD)
,
③アルブミン尿
,
④糸球体濾過量(GFR)
pp.149-152
発行日 2013年3月15日
Published Date 2013/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101468
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はじめに
これまでの多くの疫学,臨床研究によって,腎臓病が透析療法や腎移植を必要とする末期腎不全のみならず,動脈硬化性疾患の発症に対する危険因子としても重要であることが明らかにされ,近年慢性腎臓病(chronic kidney disease : CKD)の概念が提唱された.日本腎臓学会は,増加するCKD患者の病診連携を推進するうえでのツールとして,2007年に「CKD診療ガイド」を刊行した.2009年に比較的軽微な改訂が行われた後,このたび大改訂版として「CKD診療ガイド2012」が作成された.このなかで糖尿病診療に関連が強い項目として,第1章「CKDの定義,診断,重症度分類」の紹介を行い,若干の考察を加えたい.
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